makotanの勉強日記

勉強したこととか設定系のメモとかそういうのを集めたもの

スキルの蓄積を投資/投機として考える

エンジニアなので、スキルの蓄積はどうしても必要
ただし、どのスキルを身につけるのかによっては単なる投機(実質ばくち)になる事も確か
ってことでスキルを身につけて蓄積する事とそれに時間とお金を投じる事を考えてみた

変化しにくいスキルと変化しやすいスキル

スキルの中にも変化しやすい物と変化しにくい物が存在している
当たり前の事ながら全てのスキルは時代によって要らなくなったり、重要度が増したりしていく
この変化度合いを年単位で表すと技術によっては、1年持たないもの、数年で廃れるもの、10年を超えるて使われてる物が存在している事が判る
10年を超える技術をさらに理論と実装と実践の3つに分類すると、実装は比較的短期間(数年単位)で変化していくものが多い
ということは、理論部分については10年を超えてさらに先まで使い続けれる可能性が高い

アプリケーションレイヤから見るスキル

UI、開発ツールミドルウェア、OS、ネットワークまでスキルの種類は多岐にわたってる
しかもこれからも続々登場し、続々消えていく事だけは間違いない
ここでも変化に強いもの、変化に弱いものが存在する
たとえば、UIは時代によって数年単位で大きく変化していく
それに対してネットワークは長い時間安定している
ここでも変化という軸で投資的スキルと投機的スキルを選択可能になる

変化という軸で基礎的なポートフォリオを組むと

エンジニアスタートの頃は基礎的な理論部分を軸に実践のマスターに注力する
実践部分は数年単位で変化する事を前提にとりあえず使いこなせれば良い程度でOK
その間に色々な基礎部分を固めておく
変化しやすいスキルの変化の方向をしっかり見定めて時々投機的に学習する
あとは継続的に基礎部分への投資を続ける事
10年ほど続けると、相当な量の基礎固めが出来ているので実践への展開、未知のものへの対応はそれなりに出来るようになるはず

スキルのポートフォリオを組む

投資出来る時間とお金は人それぞれであくまで将来に向けて学習するという前提で
* 数年で変化していくスキルへの一点集中型の投資は普通のエンジニアは絶対に避ける
この場合の例外はそのスキルの第一人者になる事
* 変化しにくいスキルへの一点集中型の投資はお勧め
狭い範囲ながらそのスキルの専門家となればそれなりに仕事は続くので意外とお勧め
ただし、そのスキルを持っている事を周りに告知する事も大事
* 複数分散投資するときは半分以上を変化しにくいスキルに集中する 変化しやすいスキルは複数持っていても長期的に見るとあまり良い投資とは言えない
なので変化しやすいスキルもしっかり持つ事が大事
* 変化しやすいスキルは素早く身につけれる様にする
実は忘れがちながら重要なポイント
短時間で身につけられれば必要になってから一気に投資しても間に合う事が多い
しかも短時間で身につけれればロスカットも気楽に行える

おまけ

時間とお金の捻出方法が問題になりそうだけど、その辺はライフハック系で良く扱われるから
個人的にはスキルへの投資のリターンは普通の投資を遙かに凌駕するリターンがあると思ってる
もし、一点集中したいなら他の人の作った物にのっかるより自分で作った方が良い